お花については定期的にテレビ番組などでも取り上げられるものですが、おそらく昨年もっとも注目を集めたのは藤の花でしょう。
「鬼滅の刃」という作品に藤の花が登場するのですが、「鬼滅の刃」が大ヒットしたことをきっかけに藤の花にも注目が集まったのです。
今回はそんな藤の花の魅力についてお話していきたいと思います。
目次
「鬼滅の刃」の影響で藤の花の名所に人が殺到
ご存知の方も多いでしょうが、一応「鬼滅の刃」についても簡単に説明しておきますね。
「鬼滅の刃」は週刊少年ジャンプで少し前まで連載されていた作品です。
アニメ化をきっかけに爆発的な人気となりました。
ストーリーはもちろん、アニメの作画が素晴らしく、藤の花というのは本当に美しく描かれていました。
この藤の花が物語のキーポイントにもなってくるということで、藤の花の人気も急上昇したわけです。
あしかがフラワーパークなど藤の花の名所にも人が殺到しました。

ゴージャスでありながら可憐な藤の花
藤の花の魅力として、まず挙げられるのはやはりシャンデリアのようなゴージャス感です。
藤の花に飲み込まれるような迫力すら感じます。
それでいて、藤の花はとても可憐でもあります。
控えめで上品な色、人によって爽やかに感じたり甘く感じたりする香り。
品のいい大人のお花という感じでしょうか。
本当に幻想的で、藤の花に囲まれているだけで非日常を楽しむことができます。
ちなみに、藤の花言葉には「決して離れない」「恋に酔う」といったロマンチックなものもありますよ。
毒があるのに食べられる!?
藤の花や種に毒があることについては、なんとなく見聞きしたころがあるという方も多いのではないでしょうか?
確かに藤の花や種には毒があります。 ただ、毒がありながらも藤の花や種は食べられるのです。
藤の花はシロップ漬けや天ぷらなどでいただくこともできますし、藤の花の種を炒って食べるという方もいます。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、福岡県八女市の「黒木の大藤」の花が刈り取られてしまったことでも少し話題になりました。
実は刈り取った藤の花は、その後、地元のしょうゆ店がシロップ漬けにしています。
すでに完売してしまっているようなのですが、一度は味わってみたいものですね。

『妖精社』
大学では心理学を専攻し、認定心理士の資格も取得。現在はライター兼心理カウンセラーとして活動中。