新型コロナウイルス感染拡大による自粛をきっかけに、家庭菜園を始めたという方も多いようですね。
家庭菜園だけではなく、再生野菜を使ったキッチン菜園を始めたという方もチラホラ・・・・
再生野菜というと豆苗をイメージする方が多いと思うのですが、薬味としても大活躍してくれるネギも再生野菜のひとつです。
実は、そのネギのお花が意外にも綺麗なのです。
ここでは、ネギのお花、ネギ坊主についてお話していきたいと思います。
目次
ネギ坊主という名前からは想像できないほどの可憐さ

ネギ坊主というのはネギのお花のことなのですが、名前の響きからするとあまり綺麗なイメージはないですよね。
そもそもネギにお花があることすら知らなかったという方もいるかもしれませんが、家庭菜園やキッチン菜園などで再生野菜としてネギを育てているといつの間にかお花が咲いているものです。
お花が咲いてしまうとネギとしてはあまりおいしくなくなってしまうのですが、実はこのお花が本当に可憐で可愛らしいのです。

もともとネギ属の植物は観賞用に栽培されることもあって、食用のネギにはあまり観賞価値はないとされているのですがそれでも改めて見てみると普段のイメージとのギャップもあって思わず見入ってしまいますよ。
食べてもおいしいネギ坊主
先ではお花になってしまうとネギとしてはあまりおいしくないとお話しましたが、実はネギ坊主自体はおいしくいただくことができます。
いろいろな調理法があるのですが、てんぷらや炒め物などにしていただいている方が多いようです。
特に、てんぷらは高級料亭の味とも言われていますので、是非実践してみてくださいね。
ちなみに、ネギ坊主にはアリシンやビタミンC、βカロテン、カルシウム、ネギオールなど体にいい栄養素もたっぷり含まれていますよ。
お花の後には種も取れる
ネギのお花が咲いて2か月ほど経つと、お花が茶色く乾燥してきて、種が取れるようになります。
そのまま放置しているとおそらく種が自然に散らばっていくのですが、ネギの種を採取してその種からまたネギを育てるというのも面白いかもしれませんね。
ネギの種類にもよりますが、ネギの種は長く持つと言われていますのでその点でも安心です。

『妖精社』
大学では心理学を専攻し、認定心理士の資格も取得。現在はライター兼心理カウンセラーとして活動中。