テレビドラマや映画などで、部屋に花が飾ってあることがありますよね。
芸能人のお宅訪問番組をみれば、玄関からリビングとステキな花瓶に花が生けられているものです。
それをみて、みなさんはどう思うでしょうか。
「実際は部屋に花なんか飾らないでしょ」
「撮影のために用意したんでしょ」
こんな風に思う人がいるかもしれません。
しかし、私は断言できます。
どんな事情であれ、花があることで、その場にいる人も、それをみているだけの人も幸せになることができるのです。
記事のタイトルにした、「朝起きたときに花が飾ってあったら“今日もがんばろう!”と思う」これはまさに私の体験談そのもの。
今日は、部屋に花を飾る効果についてお伝えします。
目次
朝起きたときに花が飾ってあったら……
いつもと同じ、何気ない朝。
ちょっと気だるくて、もう少し布団のぬくもりに包まれていたい。
そこに少しだけ気持ちを入れて起き上がる。
ふっと目に入る、可憐な花。
そう、昨日、自分で生けたのだ。
花びらの優しい色合い。
水を吸ってイキイキとした緑の茎。
凛とたつその姿が何とも愛おしい。
花は生きている。
生命の営みを感じる。
ふっと見た、その一瞬だが、
自分の身体にエネルギーが満ちてくるのがわかる。
今日もがんばろう。
今日もがんばろう!

花は人を元気にする
「花セラピー」や「フラワーセラピー」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
セラピー自体は“治療”や“療法”を意味しますので、花を使って治療をするというものです。(※1、※2)
花は人の五感を刺激すると言われています。
五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を使って花と接することで、脳が刺激され活性化する効果があります。
近年では花がもつこのような効果が評価され、人を癒し和ませる治療のひとつとして、医療機関や介護施設など各種専門機関で取り入れられているのです。
さらに、花の色合いや香りによっては、カラーセラピーやアロマテラピーの効果もあるほどです。
花には人を元気にする無限の力があるのです。
部屋に花を飾る効果
興味をもった方は、ぜひ今日から部屋に花を飾ってみましょう。
部屋に花を飾ることで、具体的にはこんな効果がありますよ。

家の雰囲気が明るくなる
花を部屋に飾ってみると、パッとその場の雰囲気が明るくなるのがわかります。
はっきりした色の花であれば部屋の差し色になり、淡い色の花であれば部屋のインテリアにも馴染んだりして、部屋に華やかさを与えてくれます。
花はほんの1輪でも十分です。その陽気が部屋から家全体へと広がり、家中が明るくなりますよ。
前向きな気持ちになる
花があると、気持ちが癒され前向きになることが実証されています。
マイナス思考になりがちな人には、部屋に花を飾ることをおすすめします。
日常生活の色々な面で前向きになるのはもとより、花そのものに対しても見方が変わってきます。
例えば、花に水をあげる、枯れた葉をとる、飾りたい花を選ぶ、飾り方を工夫する……。
花に関するひとつひとつの行動で楽しみが増えるのです。
「今日の帰りは花屋さんに寄ろうかな」などと思えるようになれば、小さくても確実な楽しみを毎日感じることができます。
家をキレイにしたくなる
不思議なもので、花を飾ろうと思うと部屋をキレイにしたくなるものです。
おそらく、花の美しさに負けないように、キレイな空間に飾りたいという無意識の衝動がはたらくのかもしれません。
花瓶を置く場所をつくったり、花を引き立たせるために周りをスッキリしたり、あちこち気になって掃除しているうちに部屋がキレイになっていきます。
「部屋をキレイにしてから花を買ってこよう」ではなく、とにかく「まずは花を飾ってみよう!」にしてみましょう。
きっと花が掃除のきっかけをくれるはずです。
まとめ
いかがでしたか。
生花を飾ることは、生きているものを世話することです。
生きる命を大事にして、水を替えたり、葉をとったり、愛情をもって手入れしてみましょう。
花はその愛情にこたえてくれます。
心の優しさや人間としての器の大きさを育んでくれます。
今日これから部屋に花を飾ってみてください。
明日の朝、起きたら思うはずです。 「今日もがんばろう!」
【参考文献】
※1 「フラワーセラピーとは」特定非営利活動法人フラワーセラピー普及協会
参考 フラワーセラピーとは特定非営利活動法人フラワーセラピー普及協会※2 「花セラピーとは」一般財団法人 国際花と緑のセラピー協議会
参考 花セラピーとは一般財団法人 国際花と緑のセラピー協議会管理人OWL
『深夜、家の玄関先でくつろぐ野生のフクロウと鉢合わせをしたことのあるオジサン。それ以来、フクロウを「ラッキーアイテム」として日々過ごしています。』
