今日は家のリビングに「お花でも生けてみよう!」と思う時がありませんか?
私がお花のある暮らしに目覚めたのもそんなことがきっかけでした。
でも、いざお花屋さんに行ってみるとたくさんのお花がディスプレイされていて、どのお花を選んでいいのか悩んでしまう事も。
あのお花は素敵だな。
あの花びらの色はいいな。
「どの花にしようかな?」
と悩んだら・・・
「とりあえずカーネーションを選んでおけば間違いない。」 という私の体験談からのアドバイスです。
目次
カーネーションは管理しやすい
なぜカーネーションを選んでおけば間違いないの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私がカーネーションをおすすめする一番のポイントは、管理がしやすいからです。
お花屋さんで購入した後、家に帰り、水上げのための水切りを一回ほどして花瓶などに生けてしまえば、よほどの悪条件が重ならない限り一週間くらいはそのお花を楽しめるのではないでしょうか。
お花の中には見た目も派手で素敵な種類も多くありますが、同じようにその管理に手間のかかるものも多くあります。
例えば、毎日の水替えが必要なものや温度管理に気を配る必要のあるものなど。
生け花の経験の少ない人はせっかくの綺麗なお花を長く楽しむことができないなんてこともあるかもしれません。
カーネーションが長持ちする科学的な理由までは分かりませんが、私の今までの経験では特に手をかけなくても1週間、場合によってはそれ以上の間、私の生活に癒しを与えてくれるお花です。
カーネーションは入手しやすい
カーネーションと言うと「母の日」のイメージが強く、5月頃のお花だと思われがちですが、なぜか不思議と一年中お花屋さんに並んでいます。
調べてみると『四季咲き性』という性格を持ち合わせているお花なので、それこそそんなに手間ひまをかけなくても栽培できる環境が整っているのではないでしょうか。
また、この『四季咲き性』という特徴により暑さ、寒さに強いことが温度管理に気を遣わずほぼ放置状態にしておいても長持ちする理由ではないかと考えています。
カーネーションは種類が豊富
たくさんの色がある
カーネーションはその色を取ってみても「赤」、「ピンク」、「黄色」などたくさんの種類があり、その時の気分によって選べる選択肢が多いお花でもあります。
私は少し元気が欲しい時には良く赤いカーネーションを飾ります。

お花屋さんで白いカーネーションを指さし、店員さんに「あの白いカーネーションをください。」と言ったところ「あぁ、あのグリーンのカーネーションですね。」と訂正(?)されたことがあります。
まぁ、確かに見ようによっては「緑」に見えなくもなかったのですが、「グリーンのカーネーション」があるのか!とカルチャーショックを受けたことがあります。 業界では白っぽいカーネーションをグリーンと言うのかもしれませんね。
つぼみの付き方で呼び名が変わる
カーネーションには一本の茎に一つの花が付いているタイプのスタンダードタイプと呼ばれるものと、一本の茎が何本かに分かれてそれぞれに花(つぼみ)が付いているスプレータイプのものがあります。
私はそれこそ、その時の気分によってこの2種類を使い分けています。
スタンダートタイプのものを3本とか、スプレータイプのものを2本などです。
スタンダートタイプのメリットは一本立ちで凛々しいため、一輪でも存在感が抜群なところでしょうか。
硬いつぼみの状態で買ってきて、水上げがバッチリ決まると日に日にそのつぼみが開いていく過程が楽しめるところも私の好きなポイントです。
一方、スプレーカーネーションのメリットはやはり、一本の茎にたくさんのお花がついているので見た目がにぎやかに見えるところです。

スプレーカーネーション1本にカスミソウを合わせるコラボレーションは私が良く使う生け方です。
とても雰囲気良くお花を生けることができるので、皆さんも活用してみてください。
ただ、そのお花がたくさんついていることで水の上りが少しでも悪いとそれぞれのお花に水が行きわたらず、持ちが悪くなる場合があるので注意が必要です。
そのため、今咲いているお花を優先することを目的としてつぼみを切り落としてしまうことがあります。
生け花を長く楽しむテクニックとは言え、今にも咲きそうなつぼみを切り落としてしまう事は心が痛みます。
カーネーションのデメリット
これと言ってカーネーションのデメリットを思いつくことが無いほどカーネーションは利用価値の高いお花です。
ただ、一点だけ注意して欲しいことがあります。
それは・・・
非常に折れやすい。
私はカーネーションを買った帰り道、突然に吹かれた強風により「ポキッと」買ったばかりのカーネーションをへし折られたことがあります。
その衝撃と言ったら・・・
しばらくその場に立ち尽くしておりました。
風の強い日にカーネーションを買って帰る際には防風対策とまでは言わないけれど、取り扱いには十分注意して家まで持って帰りましょう!

