「切り花はすぐに枯れて、手入れも面倒そう…」
こんなイメージから花のある暮らしを迷っているなら、大変もったいないことです。
確かに切り花は長く持っても数週間で、枯れたら新しいものと取り換える必要があります。
生きている花だからこそ生命を感じる営みではありますが、もっと気楽に花を飾りたいという人には他におすすめの花があります。
本日は、番外編として最新の動向もふまえたおすすめ花を4点ご紹介します。
目次
〚1〛「鉢植え」で花が咲くまでの過程も楽しむ
鉢植えとは、植木鉢に入った土植えの草花です。
室内で楽しむ鉢植えはたくさんあります。
購入する際に“育て方”の紙などがついていることが多いので参考にしましょう。
例えば春であれば、スイセンやヒヤシンス、ラナンキュラスやビオラがおすすめです。

鉢植えではハイドロカルチャーもよく見かけるようになりました。
ハイドロカルチャーは、ハイドロボールという人工の土で植物を育てるやり方です。
近年ではカラーサンドなど、土ではないものを使う栽培も増えましたが、広くまとめてハイドロカルチャーと呼ぶようになっています。
また、鉢植えのジャンルに入れておきますが、水だけで植物を育てる水栽培、水に肥料を混ぜて育てる水耕栽培も人気がありますよ。
〚2〛枯れない魔法の花「プリザーブドフラワー」
「プリザーブドフラワー」は、長く保存できるように加工された花のことです。
英語では「preserved flower」と書かれ、preserveは保存するという意味です。
生花を保存液や着色料を使って加工し、乾燥したものになります。
生花を素材としているので“枯れない花”や“魔法の花”とも呼ばれています。
ただし、永久に美しさをキープできるものではなく、一般的には約2年~5年が楽しむことができる期間です。
生花よりも値段は高めですが、一度買ってしまえばほとんど手入れが不要で数年楽しめるというコスパの考え方もありますよ。

〚3〛素人でも手作りできる「ドライフラワー」
ドライフラワーは草花を乾燥させたものです。
生花を乾燥させて、水分を除去してカラカラの状態にしています。
そのため、生花ほどの色合いはありませんが、きれいに咲いた姿を長く楽しむことができます。
筆者は、生花で購入したバラやカスミ草を花瓶に入れて楽しんだあとは、花びらが痛まないうちに花瓶から取り出し、茎下を上にひっくりかえして乾燥させドライフラワーにしています。
最近では、ドライフラワーはクラフト用の素材として使われることが多くなりました。
たとえば、ハーバリウムやレジンが代表的です。
ハーバリウムは、専用のオイルにドライフラワーを浸すことで、みずみずしい状態で花を楽しむことができるインテリア雑貨です。
レジンは透明な樹脂です。その中にドライフラワーを入れて可愛らしいアクセサリーなどを作るのがブームになっています。

ドライフラワーには向き不向きの花がありますが、乾燥しやすく、色が残りやすいものは向いています。
バラやあじさい、千日紅やスターチス、紅花、カスミ草にラベンダー、ミモザなどはおすすめです。
わからないときはお花屋の店員さんに聞いてみてくださいね。
〚4〛造花・アーティフィシャルフラワー
造花というと、100円ショップで売られているような花を思い浮かべますよね。
生花のような香りや手触りはありませんが、造花は水やりも手入れもいりません。
枯れることもありませんし、安価に手に入ります。
従来の造花は原色でリアル性に欠けるものが多かったのですが、昨今は造花の製造技術やアレンジ技術が向上しました。
「アーティフィシャルフラワー」といって、生花をリアルに再現した造花も登場しています。茎などの曲げ伸ばしもできるので、お部屋のインテリアとして使ってみるのもおもしろいですよ。

まとめ
いかがでしたか?
花のある暮らしは、生花にとらわれすぎることはありません。
「私はコレから始めよう!」と思ったら、さっそく花材を入手してみましょう。
近所のお花屋に商品がないようであれば、インターネットショッピングを利用してみてください。
ネットショップは花の種類もデザインも豊富にそろっていて、見ているだけでも楽しめますよ!
以下の記事もオススメです。

管理人OWL
『深夜、家の玄関先でくつろぐ野生のフクロウと鉢合わせをしたことのあるオジサン。それ以来、フクロウを「ラッキーアイテム」として日々過ごしています。』
